【 概 要 】
キューバを舞台にした、カードでやることを決める
ワーカプレイスメント&箱庭プランテーション。

評価;B

面白さ(☆1〜3) ☆3
⇒元々インタラクション低めなので、
2人でも問題ないです。

内容物(☆有無) ☆1
⇒コマがたくさんあるのでお得です

入手(☆有無) ☆0
⇒古いゲームです

合計 ☆4 


やれることは大まかに分けて5種類で
カードを出していきます。

①畑で収穫
⇒主に②、④、⑤で使用する素材を集めます

②市場で売買
⇒①で入手した素材を売買します

③建物を建築
⇒畑に建物を建てます

④建物を使う
⇒③で建てた建物を使用します。
①で集めた素材を製品にする工場なども
あります。

⑤船に荷物を積む
⇒船に規定の製品や素材を積み込みます。
このゲームでは最大の勝利点が入ります。

1ラウンドに4枚のカードが出せるので、
4つの行動ができます。
使用しない1枚のカードを議会に送り、
法案を採択します。

このゲームでは、勝利点のルールを”法案”という形で
プレイヤーが決めるのが、特徴的です。

ただし勝利点を稼ぐ手段は幾らでもあるので、
こだわる必要はありません。またプレイヤー全体に
影響を及ぼすので特定のプレイヤーの不利には
なりにくいです。

この手のプランテーションゲームの常で、
ラム酒(サトウキビから加工)や葉巻
(タバコから加工)などの製品は、作るまでに
時間がかかるので、法案の影響を
受けやすいです。

法案で間接的に邪魔をしたり、ワーカプレイスで
早いもの勝ちする以外に邪魔をできる
要素はないので、2人プレイでも4人でも、
プレイ感に違いはありません。

あまり派手な展開にはならないので、
コツコツとした人生を歩んでいきたい
日本人向きのゲームともいえます。 

【プレイのコツ】
・お金、資源を残さないようにする
⇒ お金や資源は勝利点になりません。
使い切るようにしましょう。

毎ターン終わりにしっかり納税し、勝利点を
細かく稼ぎましょう。

・資源は有限であり、建物はせいぜい3〜4個が限界
⇒このゲームは6ラウンドで終了です。 
石と木は10前後しか手に入りません。
ここから考えると、建物を 3〜4個の建築が限界でしょう。

また建物に関して言えば、”相手の戦法の邪魔をするために、
相手が欲しそうな建物を先に立てる”という方法もありますが、
このゲームでは似たような機能の建物があるので、
上手くいきません。

・相手との点差を考えて法案を通す
⇒例えば納税額を下げる法案を通すと、自分だけでは
なく相手にも有利になります。
2人プレイの場合は自分が何点とったか?ではなく
相手との差が重要になります。


このゲームはできることはたくさんありますが、
資源の制限があり、あまり多くのことに手を
広げると、どれも中途半端になりかねません。
 
 一方で、一つの戦法が強すぎる
ということもないので、ある程度
分散させることも必要になり、
なんとも歯がゆいゲームになっています。

オープンな情報しかなく一発逆転も難しい
内容ですが、やれることは5種類なので、
初心者でも迷わずプレイできるでしょう。