【 概 要 】
赤、青、黄色のタイルが2枚つながった土地を並べていく陣取り。
同色のタイルが2枚以上繋がると郡になり、自分の建物をおくことができます。
同色の郡同士が接触すると大きい方が勝ち、負けた郡の建物は撤去されます(郡の合併)。
先に建物を置ききった方が勝ちになります。

【こんな人におススメ】

・2人でエンジョイプレイ

・チグユーを妻にプレイして欲しいが、いきなり教えても無理だと思う

・チグユーをプレイするには時間が…

・秦に興味がある、秦に行きたい。しかし時間もお金もない

評価;B

面白さ(☆1〜3) ☆2
⇒簡易チグユー(後述)

内容物(☆有無) ☆1
⇒コンパクトな箱にボードとコマがたくさんあります。

入手(☆有無) ☆1
⇒どこでも買えます

合計 ☆4

簡易チグリスユーフラテスです。

はっきりいえばチグリスユーフラテスをプレイできる環境があれば、そちらの方が面白いです。
しかしチグリスユーフラテスは一朝一夕でプレイできるような簡単なゲームではありません。
何度も書いていますが、将棋や囲碁と同じ類のスキルを要求するゲームです。

一方、秦はルールも少なく、すぐにプレイできます。
これは初心者とプレイする分には大きなメリットでしょう。
オープンなゲーム会に出しても大丈夫です。

【プレイのコツ】
・同色2枚の土地を残す
⇒手札には3枚の土地があります。
同色2枚がつながった土地は置くだけで郡になります。

秦はチグリスユーフラテスと異なり、郡の合併が起きても、大きなダメージにはなりません。
寧ろ自分の手番で建物を置けない方がマイナスになっていきます。

少なくとも3枚の手札のうち、1枚は同色2枚の土地を残すようにしましょう。

・積極的に相手の土地に割り込めるようにしておく
⇒このゲームは手札運と、いかに中立の村に自分の建物を置くか?が重要になります。
相手の郡に割り込むように自分の郡を配置することで中立の村を狙いやすくします。

秦は簡易チグリスユーフラテスですので、ゲームの面白さや奥深さはチグリスユーフラテスに軍配があがります。チグリスユーフラテスが将棋ならば、秦はどうぶつ将棋です

一方で、秦がただのどうぶつ将棋で終わらない側面もあります。
どうぶつ将棋は最善手を打てばどちらが勝つかわかっているゲームですが、秦は違います。

手札がランダムなので、プレイヤーが考察する余地は十分にあります。
またチグリスユーフラテスの1/3程度の時間でプレイできることも魅力でしょう。

なんとなく先手が有利な気がしなくもないので、配置する建物数を少なくすることでハンデをつけましょう。