ゲームの重さでいうとこんな感じを受けます。
運の要素はポーカー>バトルライン>麻雀という感じでしょうか。
まあどっちにしても運の要素は高いゲームですね。

バトルラインが一部で人気なのは
①程々の心理戦を楽しめる
②技術は存在するが、それよりも手札運が大きい 

という2点でしょう。

①はとても重要な要素です。
私のよく読む海外のレビューサイトで孫子兵法のレビューでは欠点として

”すべてのプレイヤーが心理戦が得意なわけではない”

と書いてあります。

まさにその通りだと思います。
効率を求めるボードゲームの理にプラスして相手の心を読む、ということは難しいのです。

心理戦の要素があると、オープン会だと立ちにくくなる印象があります。
それはバッティング要素のあるゲームやブラフ要素のあるゲームは何回も同じ人間とプレイして初めて良さがわかるからだと思います。

特定の2人でプレイできる程よい心理戦のゲームは貴重と言えるでしょう。

②2人でプレイする上で技術以外の要素が大きいこともアブストラクト以外のゲームでは重要です。

アブストラクトは純粋な力の勝負です。
腕力もバックグラウンドも関係なく、どちらがゲームをうまくプレイできるか?
それだけです。

しかし2人でひたすらプレイする場合、実力だけで勝負がつくことがいいことか?と考えると
必ずしもYesとは言えないでしょう。

私は真剣勝負が好きですが、勝ち負けは二の次なので、囲碁をプレイすることができます。
しかし勝ち負けに拘る人間が新しいアブストラクトをプレイすることは難しいです。
アブストラクトは大概上達する過程では負け続けるからです。

そう言う意味で負けず嫌いの相手とでも、ほどほどに楽しめるゲーム、というのは貴重だと思います。

ポーカーは一試合が短過ぎる、麻雀は長過ぎるしメンツが集まらない、とお悩みのボードゲーマーにはオススメできます。