海のおともだち大集合

「ロイヤルターフの箱絵がひどい」
「ボードゲーム棚に入れたくない(多分ボードゲーム用の棚があること自体、世間の常識外) 」
「誰が描いたの?」
「新版の箱絵をオープン会でけなされると、持ってきた人が不快になる」
「まあオレは買わないけど」
「ウィナーズサークル海外版を買おうズ」

SNEは炎上商法が得意で、まあすごくでかい釣り針なんですが、あえて引っかかってみます。


最初に考えるのは
「こんなに色々なボードゲームがあふれているなかで、リメイクのクニチーゲーを売るにはどうすればいいか?」
という点です。

正面突破なら古代ローマの新しいゲームのように原作に近い絵柄で売るのがいいわけですが、数は売れないわけです。
いまさらクニチーのゲームをプレイするのか?ということです。

ゲームマニアはすでに持っているでしょうし、どうせオープン会ではエッセン新作しかたたないでしょう。

となるとやはり炎上して、人目にふれることが重要になってきます。
燃料投下は簡単で、箱絵をダサくするだけです。
製作コストは浮きますし、勝手に宣伝してくれますからね。

パッケージにこだわるボードゲーマーはコレクターしかいませんから、大半の人にとっては

「中身は一緒でしょ」

で終わるので、ネガティブは意見は問題ない、と踏んでいるのでしょう。

っていうかボードゲーマーたるもの箱絵うんぬんではなく、そもそも

「いくらでも新しいシステムのゲームがあるのに、なぜ我々は今更ロイヤルターフをやる必要があるのか?(いや、ない)」

という点を考えるべきかと思います。
15年前のクニチーゲーをなぜ今プレイしなくてはいけないのか?いやない。
それに一家に1セットは「安いから」と言う理由で買ってしまったコロッサルアリーナがあるはずです。
というわけでコロッサルアリーナを崩してから、それでもプレイしたければロイヤルターフをプレイすることをお勧めします。



まぁボードゲームバイアスのかかっていない妻にいわせれば今回のロイヤルターフ日本語版の絵は、アビスよりマシらしいですよ。
というかアビスをプレイする気にはならないらしいです、箱がキモいので。
世間の偏見と戦うこともボードゲーム人生です