知的な風貌?
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日本では数少ない
ボロカスにレビューしても誰も嫌な気分にならないゲーム
じゃないでしょうか?
しかしBGGだとかなり高い順位です。
さてどちらの評価が正しいのでしょうか?
【外観】
一見すると文明発展系ゲームの知的な雰囲気を醸し出しています。
これがゲーム内容との乖離の始まりです。
数多くの文明では、支配する国、される国が明確に分かれおり、そこに知的さなどなく一方的で暴力的な場合がほとんどです(ローマ帝国のように例外はありますが)
【コンポーネント】
さて肝心の中身ですが、実体は(ほぼ)カードのみという潔さです。
しかし同じカードは1枚も無いので、次はどんなカードが出るか?楽しみになります
【ゲーム内容】
実際にプレイしてみましょう。
このゲームは1の時代(原始時代)から10の時代(現代)までのカードをプレイし、文明を発展させていくゲームです。
5種類の属性があり、それぞれのジャンル毎にカードを発展させ、各時代を制圧することで勝利を目指します。
最大の特徴は複雑な勝利条件と、特殊な日本語、そして
”人類の歴史は闘争の歴史だ!!"
という作者のメッセージが伝わってくるような攻撃性です。
しかし実際にプレイしてみると、時代が進む度に凄まじいインフレ&リセットが起きるため、一方的に攻撃される事は稀です。
やったらやり返される、ということですね。
【拡張性】
拡張はいくつか出ていますが、日本語化されているエコーズに触れましょう。
なんか追加されているカードが妙に庶民的だったりします。
タイプライターとかカラオケとかMP3とか
ジミヘンとか
火薬と人工知能と核分裂とジミヘンが同じ土俵で競い合うって、ちょっと凄くないですか?
こんなカオスなゲームは他に無いですし、(多少破綻していますが)ゲームの体裁を成しているところが凄いです
タイトルがイノベーションなんて気取ったタイトル名なので、中身を誤解されやすいのかも?
「スーパー文明大戦〜アインシュタインとナポレオンがカラオケでジミヘン歌ったら、核分裂してドリー爆誕!?」とかにした方がわかりやすいと思います
評価が低い理由は、プレイ回数の少なさが原因でしょう。
4人でプレイしたら、全カードの1/4しか自分でプレイしません。
このゲームは同じカードは1枚だけなので、全容を把握しないまま評価しているのでしょう。
またカードの巡り合わせが悪かった場合も評価が下がります。
これはラと同じです。
熱い展開としては
原始から中世にかけて一方的に攻撃されていたのに、なんとか耐えていたら近代で逆転勝利
とかでしょう。
それも人類の歴史ということです。
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