トロワにも似てます
唐突ですがグランドオーストリアホテルがあまりに風来のシレンっぽすぎるので、1人二役でモクモクとプレイしてしまいます。
風来のシレンとは1000回遊べるRPGというキャッチコピーでリリースされていたローグライクRPGです。
つまりシレンじゃなくてもトルネコでもチョコボでもドラえもんでも同人ならディアボロでもいいんですが、ローグっぽい感じです。
なぜそんな風に感じたかというと
①皇帝の課題とゲームの目標を組み合わせると3000パターン以上!!
➡1000回でも遊び尽くせません!
②カードとサイコロの組み合わせなので、殆ど長期的展望が役にたたない。
➡ここらへんはホント、風来のシレンぽいです。
③毎回シチュエーションが変わっても知識は残る
➡たとえば、
○お金がなくなると何もできなくなるので、よほどのことがない限りドケチに振舞った方が楽にプレイできる
○初級者スタッフカードが実はパターンが違う
○仮にすべてのアクションで顧客カードをとっても14しか部屋は埋まらないので、あれもこれもできない。時の過ぎゆくままに進めるのがよい(適当
④基本はひとりプレイ
➡人生は結局ひとりで生まれてひとりで死ぬんですよ‥
まあ風来救助隊もあるみたいですが‥
さてグランドオーストリアホテルはその多数のカードから
良いカードを引いた方が勝ちなんだろ、コンボゲー乙!!
と思われがちですが、これは誤解です。
風来のシレンもそうですが、いいアイテムを入手すればクリアできるほど浅くはないのです。
グランドオーストリアホテルはありとあらゆる行動が最終的に高いレートで勝利点に換算される珍しいゲームだからです。
お金も1円1勝利点、生産した飲食物も1個1点です。
どんな戦法でもも2人プレイでは差がつきにくくなっています。
じゃあゲーム中の勝利点を稼ぐアクションは意味ないか?
といえばそんなことはなくて、ゲーム中では勝利点を稼ぐアクションは概ねお金に対して1.5倍で換算されるので、単にお金を稼ぐよりは得になります。
しかしゲーム中の勝利点は他のアクションを生み出さないのに対して、お金はすべてのアクションの基本になりますから、とてもお金が重要なゲームです。
そしてインタラクションがない、と思われがちですが、相手にどうしてもあげたくない顧客カードを高値で買い取ることができるので、これをインタラクションと呼ばずなにがインタラクションなんだ?という気がします。
グランドオーストリアホテルは貴重なお金というリソースを毎回変わるアクションの強弱を見極めつつ、8割自分、2割相手をみながら、やり繰りしていく、自己研鑽型ボードゲームです。
もちろんカードの運で負けることもあるかもしれませんが、それは大局観を誤った自分が悪いのです。
なかなか2人でも時間がかかるゲームですが少しずつプレイして上手くなりたいですね。
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