数学的にありえない 上 (文春文庫)
アダム ファウアー
文藝春秋
2009-08-04

クランク! 完全日本語版
アークライト(Arclight)
2019-09-26


エラッタの閉店セール@横浜や!!

さて誤訳論がほどほどに燃え上がっていますが、どうなんですかね?
そもそもアナログゲームの誤訳なんてプレイに支障が出るほどか?と言われるとそうでも無い気がします。

たとえばクランクのような雑なゲームに多少誤訳があったって、大勢には影響ないし、面白さには全く影響がありません。

ドミニオンがカチカチの10代だとすれば、クランクは50代のふにゃふにゃなボードゲームと言えるでしょう。そんなゲームに対して

誤植でゲームがだいなしになった!

などというのはお門違いというものです(意味不明

それにかなりアークライトの訳はマシになっていると思います。
サンダーストーンの頃なんて説明書とカード名が一致していないし、そもそも説明書が読みにくくてルールを把握することすら困難でしたからね。ルールに書いてあるけど該当するカードがないとか、ちょっとした謎かけみたいなもんですし。
またサンダーストーンを取るとゲームが終わるのに何故かサンダーストーンが2枚あり、そのうちの1枚に「ほかのサンダーストーンを持っていると勝利点追加」とか書いてあるし。これは後々の拡張向けなんですが、唐突に出てくるので混乱します。

しかしサンダーストーンにしてもクランクにしても、ドミニオンほど真面目なゲームでは無いので、みんなが楽しめればそれでいいじゃん!という気になります。

そもそもサンダーストーンの誤植を気にするくらいなら、もっと突っ込むところは沢山あるはずです。
たとえば、一番最初の基本セットに入っているファイアボールとショートソードが強すぎて、後から拡張に出てきた武器がパッとしないとか。そっちのほうがエラッタよりもよほどバランスブレイカーになっている気がします。

…話が逸れました。

とりあえずルールを間違えても

「もう一度やればいいか!!」

くらいおおらかな気持ちでいたいですね、結局ストレスでコルチゾールが出て困るのは自分自身ですから