ふたりでボードゲーム

2人プレイできるボードゲームを紹介していくブログです。

2015年07月

【 概 要 】
 6x5のランダムに敷いたタイルに3個づつミープルを、
これまたランダムに配置して、ミープルを取っていく陣取りゲーム。


魔人編をアップしました


海外での評価は高いが、日本でイマイチな理由として

1.アブストラクトと勘違いされるゲーム性
⇒ランダム要素が多く、
アブストラクトとは呼べません

2.リプレイ性が高いことが利点にならない
⇒日本では固定メンツで一つのゲームを
ヘビーローテーションすることが
少ないので、リプレイ性の高さは
評価に値しません。

3.見た目が濃い
⇒ 絵のバタ臭さでいえばテラミスティカもいい勝負ではないでしょうか…
ヤシの木や宮殿のオブジェクトがよいです。

4.長考するので、テンポが悪くなる
⇒このゲームは初心者ほど長考します。
下手な考え休むに似たりです。
上達すれば時間は短くなります。
また最善手至上主義も問題になりそうです。

このゲームを楽しむには、コツが必要です。
知らないと時間ばかりかかってしまいます。

しかし囲碁や将棋と比べれば遥かに少ない知識で、
楽しくプレイできます。

また2人プレイには2人プレイなりの駆け引きが存在するので
(2人プレイでは連続して手番を回すこともできる)、
2〜4人で様々な楽しみ方ができます。

【プレイのコツ(基本編)】
1.高額領地からミープルを(絶対に)取らない
⇒ミープルがなくなった土地は、次の手番に暗殺を利用することで
取られてしまう可能性があります。

よほどのことがない限り、高額領地からミープルを
取るメリットはないのです。

2.土地と魔人の平均価値は6
⇒平均価値を割ってしまう土地や魔神は極力取らないようにしましょう。
といっても1を実践すると安い土地ばかり取ることになりますが…

3.奴隷は使い切る
⇒奴隷はゲーム終了時に残しても
勝利点に変換できませんので、
使い切るようにします。

4.ミープルを取る順番は?
①赤(高額領地が取れるか?)
②青(4以上取れるか?)
③緑(新しい商品が出ているか?)
白(欲しい魔人がいるか?)の順番で

高額領地が取れる状態であれば赤を選択、
次の青、緑、白は優先度は
プレイヤー次第です。

このゲームは種まき(取ったミープルをタイルに置く)で
盤面が大きく変わり、不確定要素(次の商品や魔人は
何が出るかわからない)が多いので、

最善手がない

という場面が少なくありません。

そこで取り敢えず利益を確定出来る状態①や②を
優先していくとよいでしょう。


以上の4原則でとりあえずスムースに
プレイできます。


特に1は厳守しないと

後手番のプレイヤーをかなり有利にしてしまいますので、

注意しましょう。 

【 概 要 】
誰でもプレイできる発掘体験ゲームです。
ヨーロッパ、北アフリカ、西アジアの遺跡を巡り、宝を
発掘したり展示会を開くことで勝利点を獲得して
いきます。

発掘は袋に入ったお宝タイルをどれだけ引き当てるか?
ということですが、相手と地域をかぶらないように
することが肝要です。

しかし本当の敵は相手ではなく、お宝を発掘し終わったあとの
盛り下がりです。

【プレイのコツ】
・あえて、ヌルいプレイをする
⇒このゲームはヌルくプレイするにはうってつけです。

特に2人プレイだと発掘するチャンスはいくらでも
あります。最初に発掘したプレイヤーは1点獲得できますが、
ちまちまと 発掘するのは、無粋です。

・ 発掘品のウンチクをひけらかす
⇒このゲームは発掘が終わると盛り下がります。

このままでは尻すぼみで終わってしまうので、

あらかじめWikiなどで知識を調べておき、
さらっとひけらかすと良いでしょう。 

・小ネタを仕込む
⇒発掘(=運)が全体の60%を占めるゲームです。
チマチマとタイムマネジメントして成功して何が楽しいのでしょうか。

寧ろ、ツォルキンのクリスタルスカルを発掘品の袋に忍ばせるなど、
小ワザを仕込むことで、テンションをゲーム終了まで維持しましょう。 

版元で品切れになり、いきなり入手困難になりつつあるので、
今のうちに確保しておくと良いでしょう。 

【概要】
5x6のマス目をタイルと城で埋めていく陣取りゲーム 。

評価;A

面白さ(☆1〜3) ☆3
⇒どこかで見たようなクニチーっぽいゲーム。
アブストラクトっぽい無機質な印象は拭えないが、タイルの引きはランダムなので軽いゲームに仕上がっている。

内容物(☆有無) ☆1
⇒コンパクトな箱にタイルとコマがたくさんあります。

入手(☆有無) ☆1
⇒まだ入手できます…よね?

合計 ☆5

できることが3種類しかないので、初心者でもプレイしやすいです。
<できること>
①城を置く

②ランダムに引いてきたタイルを置く

③ゲーム開始時に1枚だけ渡される手札タイルを置く

得点を競い合うゲームなので、上級者との間でハンデを
つけやすいです(ゲタを履かせるだけ)

またプレイ人数によってプレイ感に差が出にくく、2人でも面白いです。

【ゲームのコツ】
・1倍の城を積極的に配置する
⇒タイルを置くことばかりに執着すると得点が伸びません。

1〜4倍の城のうち、1倍の城はラウンド終了時に
手札に戻るのでどんどん使うとよいでしょう。

・手札タイルはできるだけ使用しない
⇒唯一自分だけが知っている情報が手札タイルなので、ブラフの意味も含めて終盤まで使用しない方が無難です。

ショボいタイルであればそのまま使用しなくてもOK。

・相手と一緒に利益を得る
⇒自分だけが利益を得る
場所は邪魔されやすいので、
相手にも得点を与えましょう。


【 概 要 】
タイルを集め4x4の惑星を作るゲーム。

評価;A

面白さ(☆1〜3) ☆3
⇒自分だけの星を作れるので楽しい。また得点基準もプレイヤー次第という点もよい。

内容物(☆有無) ☆1
⇒コンパクトな箱にタイルが詰まっています

入手(☆有無) ☆1
⇒どこでも買えます

合計 ☆5


2人でプレイする場合、
まず3枚タイルを取り2枚を表、1枚を裏に置いてから、相手が
先に取る。

有効なタイルを表にすると相手に取られるので、上手く裏にすることが肝心。

キャラクターがかわいらしく、原作を知っていると、より楽しめます。

【ゲームのコツ】
・バオバブは絶対に取らない
⇒バオバブを3枚取ると、タイルが裏返しになり得点がなくなります。

呑み助で得点にすることができる状況でない限り、バオバブは絶対に取らないくらいの意気込みがよいでしょう。
どうせ取りたくなくても取らされますし。

・先にキャラクターを決める
⇒得点方法であるキャラクターを決めてから惑星を作ったほうが効率的です。

・あまり本気にならない
⇒このゲームは、惑星が出来上がっていく過程と最後にできる惑星が面白い。
負けても自分の作った惑星には愛着が湧きます。

1プレイの時間も短いので、リラックスしてプレイするのが良いでしょう。
またバオバブをとらないことを教えれば、子供と一緒に楽しむことができます。

勝ち負けにこだわり、点灯夫と街灯ばかりの惑星も味気ないものです。
 

【概要】
6種類の職業を集めて拡大再生産するカードゲーム。
スプレンダーと同時期にリリースされ目立たないが、
素晴らしいゲーム。

評価;B

面白さ(☆1〜3) ☆3
⇒スプレンダーと遜色ないどころかシステムは複雑でやりがいがある。

内容物(☆有無) ☆0
⇒カードしかない

入手(☆有無) ☆1
⇒どこでも買えます

合計 ☆4

カードのコンボを考えていくのが面白いゲームですね
シンプルなスプレンダーと比べるとゲーム経験者向けといえます。

直接攻撃もありますが、有利に働かせるのが難しい点も好感が持てます。
というか直接攻撃は強くないです。

【内容物】
6種類の職業*5色*4枚 = 120枚
各種ギルドカード

【プレイのコツ】
・踊り子、機織りが重要カード
⇒手札補充するターンがないので
ギルドにカードを出しながら
補充できる踊り子は最重要カードです。

踊り子がないならカードを補充する
くらいの意気込みでもよいかも。

機織りは1回のアクションで複数ギルドにカードを配置できるので、終盤の追い上げに役立ちます。

・適当に暗殺しない
⇒タイミングによっては複数回ギルドの能力を使用されてしまいます
暗殺者の能力は使用しないことも選択肢に入れましょう

暗殺と歴史家のコンボ以外では使用しない、くらいの意気込みでも問題はないと思います

カードをカウンティングして相手のギルドを完成させないように暗殺する、という高等テクニックもありそうですが、労多くして功少なし。

・手札が膠着しやすいので、適度にカードを捨てる 
⇒同じ色の職業カードをギルドに配置できないので、事故が起きやすいです

事故の前に手札を交換する必要があります。

暗殺や商人は直接邪魔するカードなので、手元に置いておきたい気になるが、上手くいくことは少ないですね

 

【概要】
古代文明をモチーフにした陣取りで、
ランダムに配られる4色のタイルを並べていきます。
最近リニューアルされアプリでもプレイできます。

評価;A

面白さ(☆1〜3) ☆3
⇒ルールは簡単で、奥が深い。
後述しますが、こういうタイプのゲームはあまりないです。

内容物(☆有無) ☆1
⇒たくさんコマが入ってます。

入手(☆有無) ☆1
⇒どこでも買えます。
余っています。


合計 ☆5


4色のタイルで一番低い得点がプレイヤーの持ち点となるので、
一見するとルールはわかりにくいですが、唯一無二のゲーム性で似ているゲームはありません。

コマなどはドイツゲームの見た目で、しかも手札がランダム。
ということで誤解を受けやすいが、内容は囲碁・将棋などのアブストラクトであり、

初心者は上級者に絶対に勝てません。

うっかりオープン会で出されることもあるようですが、それは
俺Tueeeeeしたいだけで、ハンデとして5〜15点は必要でしょう。

【初心者狩りされないためのコツ】
1.ハンデをつけてもらう
⇒つけてくれない場合、初心者狩りの可能性が高いです。
蹂躙されるのが嫌であれば、断りましょう。

2.指導者は赤タイルで囲み、内戦に備える
⇒指導者は最低でも赤2タイル、できれば3タイルで囲う。
逆に相手が1タイルしか接していない場合は天災で国を乗っ取るチャンス。

3.強化していく順番は赤⇒黒⇒緑・青
⇒赤タイルは内戦に強くする意味でもしっかり配置する。黒タイルは指導者を置かなくても
得点できる可能性があるので、積極的に配置する。
緑・青は使い方が難しいので、初心者のうちは適当に並べてもよいです。

4.同じ色タイルだけを並べない
⇒戦争が発生した際は、色毎に処理が行われる。
色をまばらに置くと、戦争時に国が分断されるので、戦争が終わり被害を少なくできます。

5.2人プレイで練習する
⇒3人プレイ、4人プレイと異なり、自分の国づくりに集中できる。
ここで基本的な棋理を学ぶとよいでしょう。

 6.むやみに敵の国には近づかない、戦争しない
⇒確実に勝てるとき(=タイル枚数が6枚以上勝っている)以外は戦争をしない
 
このゲームは2〜4人という大人数でできるアブストラクトで、貴重な存在です。
またタイルの配置によって細かい戦術も考えられます。

そして手札を非公開にすることによって完全情報公開の囲碁・将棋と差別化されている、
ポテンシャルの高いゲームです。

初心者狩りをされて、

NFM

と負け惜しみを言って2度とプレイしないのは惜しいゲームなので、是非試して欲しいです。



 

【概要】
2人専用カードゲーム。

評価;B

面白さ(☆1〜3) ☆3
⇒かなりわかり易い面白さです。
運と実力の比率がよいです。

内容物(☆有無) ☆0
⇒カードのみですが、日本では高いです。

入手(☆有無) ☆1
⇒amazonで買えます

合計 ☆4 


6種類の商品とラクダが描いてあるカードを取り合い、得点を競う。
できることが3種類だけなので、初心者でも数回のプレイで簡単に理解できるだろう。

手札による運の要素も大きいので、何回かプレイするとよい。 
カードの絵柄が女性向けらしい。

【内容物】
カード内訳
ダイヤモンド8枚
金6枚
銀6枚
布8枚
スパイス8枚
皮10枚
ラクダ11枚
合計55枚

トークン内訳
金銀布各5枚
布、スパイス各7枚
布9枚
合計38枚
 
【プレイのコツ】 
・市場に並んだラクダをどのタイミングで取るか?を考える。
ラクダを取らないために、敢えて自分の手番でこまめに
商品を売ることも必要。
ラクダのあとに金が3枚でる(かもしれない)と覚悟する。

・複数商品を売る際のボーナスの期待値は、
3個売りの場合は2(0.7/個)
4個売りの場合は5(1.3/個)
5個売りの場合は9(1.8/個)
商品を先に売ったボーナスの方が高い場合もある。

・相手の手札に金、銀、ダイヤが固まった場合は
どうしようもないので、諦めも肝心

あまり考えずにプレイできる点が素晴らしいです。
基本的にカード運に左右される気がしますが、上級者だと違うんですかね?
BGGのストラテジーのForumを確認しても良いでしょう。 



 

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