ふたりでボードゲーム

2人プレイできるボードゲームを紹介していくブログです。

2015年08月

【 概 要 】
古代ローマの新しいゲームに収録されている
めくり系カードゲーム。
 1〜10までの5色のカードで自分が担当する色(2色)か
中立の色(1色)を引けばその分マスをすすめ、99マス
先に進んだほうが勝ちになります。相手の色(2色)を
引くと相手の手番に変わり、それまで引いたカードは無効に
なります。

ルールが簡単で行くか行かないか?だけなので
初心者や幼児でもプレイできますね。

【プレイのコツ】
・引き時を考える
⇒自分に有効なカードを引く可能性は約60%で
引くほどに低くなっていきます。
確率を考慮して引くことも大事に
なってくるでしょう。

・カウンティング
⇒相手のカードでも、直前に引いたカードと同じカードを
引いた場合は再度カードを引くことができます。
詳細なカウンティングができるようになると判断材料が
増えます。

基本的には運だけのゲームですが、
盛り上がります。
場を賑やかすようにしましょう!


 

特殊カードの特徴について
考えてみました。

•商館 8円
➡商品カードを1枚貰える

➕ 値段が安い、汎用性高い
➖ すぐに買われる

残っていたら取り敢えず
買った方がいいけど、
すぐになくなります。

なには無くとも商館と
いうことで。
もし相手がうっかり買わ
なかったら買うことを
勧めましょう。

•船 10円
➡置ける商品が増える

➕ 汎用性高い
➖ 値段がやや高い

商館の次に取りたいカード
です。広く受けることが
できるので、相手との差を
縮めることができます。
単体より港湾労働者と
組み合わせると強いですが、
22円かかるので手札と相談です。

•交易許可証 11円
➡収入の度に2円追加

➕ 多色カード時に強い
➖ 高い、まとめて出すと効果が
     低い

2人プレイ時は取引回数が減るので、活用するのが難しいです。
手札におなじ商品がこない時は
このカードで活路を見出すと
良いでしょう。

•港湾労働者 12円
➡船の積荷を変更できる

➕ 汎用性が高い
➖ 高い、使いこなすには相手の
     手を読む必要がある。

高価なカードなので、うまく運用するのが難しいです。
相手の手札を読んで行動する必要があるので、カウンティングなど
できるプレイヤーでないと使い
こなせないでしょう。

【 概 要 】
2人専用対戦シミュレーション。
地中海を舞台にローマと
カルタゴが戦う戦争ゲームですね。
といっても駒を動かして、
1〜5のカードを出すだけなので、
誰でもできます。
陸軍と海軍しかないので15分で
終わるでしょう。
相手の軍を全滅させるか首都に
侵攻するか(入りさえすればよい)、
特定の地域を占領すれば
勝ちになります。

ローマはカルタゴより部隊が1つ多く、
カルタゴはハンニバルが
います。ハンニバルは+1の補正が
かかるので、5のカードを出した
ハンニバルは必ず勝ちます。
ただしハンニバルは海を渡れない
欠点があります。

指輪物語〜対決〜のプロトタイプ
といったところでしょうか。
戦闘がカードで行われるので
純粋なアブストラクトとは
異なる趣きがあります。

【 プレイのコツ】
•ハンニバルと戦う際は5を使う
➡カルタゴの切り札は早めに
除去しましょう。
その方が後々考えることが
少なくなり楽でしょう。

•海軍は残す
➡海軍がいなくなると、その後
5ターンで首都に侵攻され負けます。
海軍を残せるよう1部隊は
離しておくと保険になります。

将棋やチェスっぽいルールですが
戦闘がカードなので気楽にできます。

【 概 要 】
灌漑しながら土地を増やし竹を
成長させパンダにタケノコを食べさせる
ゲーム。

評価;B

面白さ(☆1〜3) ☆2
⇒手軽にプレイできます。
サイコロの出目に依存するところも
あります。

内容物(☆有無) ☆1
⇒コマがたくさんあるのでお得です

入手(☆有無) ☆1
⇒どこでも買えます

合計 ☆4 


陣取りというほど重い内容ではないです。
どちらかといえば共通の竹林ミニチュアを作っていく、といった感じでしょうか

得点要素は土地、パンダ、竹と3要素あります。
できることは5種類ありますが、サイコロで決めるのであまり考えないです。
どちらかと言えばファミリーゲームなので、初心者でも楽しめます。

【プレイのコツ】
・最初からバリアントルールを入れる
⇒ バリアントルールを入れることで

最初から条件を満たしている得点カードは
引き直しになります。

終盤では条件を満たしている得点カードを
引く可能性が高くなるので、バリアントを
入れましょう。

・水路はすぐに引かない
⇒2人でプレイしていても水路は終盤足りなくなります。
水路はすぐに引かず手持ちしておきましょう。

サイコロでやることを決めるので、初心者向けです。
一方でしっかりと考える点もあるので、ゲーマーにもおすすめできます。
人数が2人でもプレイ感覚は変わらない点も良いです。

ゲーム終了後にカラフルな竹林が出来上がるのは壮観ですね。

【 概 要 】
1、2、3、4、✖、✖のサイコロを相手に
見えないように振り、コマを進めていく双六。

評価;C

面白さ(☆1〜3) ☆1
⇒2人だと本当に運頼みです

内容物(☆有無) ☆1
⇒木のコマがたくさんあります

入手(☆有無) ☆1
⇒どこでも買えます

合計 ☆3 

嘘を相手に見破られたら、コマを捨てなくては
いけない。
また✖が出たらそのときは嘘をつかなくては
いけません。もちろん他の数字の時に
嘘をついても構いません。

【プレイのコツ】
・最初からクライマックス
⇒2人プレイの場合は、最初からクライマックスです。
コマ3つをゴールさせたら勝ちなので、先手有利です。
 嘘をついている可能性は1/3なので、
後手は最初から相手の嘘を見抜く
必要が出てきます。

・運なので、なんどもプレイする
⇒2人プレイの場合、運の要素が
大半を占めます。
何度かプレイしてみましょう。

シンプルなゲーム内容なので、
好き嫌いが分かれそうです。
またパーティーゲームなので、2
人でプレイするには厳しい感も
あります。コマを3つ先にゴールさせる
ルールは変更してもよいかもしれません。

朝のテレビ番組で星座占いを見るような感覚で、
気軽にプレイするのが良いでしょう。

こちらは合コンにも
喜ばれそうです。


 

【 概 要 】
キューバを舞台にした、カードでやることを決める
ワーカプレイスメント&箱庭プランテーション。

評価;B

面白さ(☆1〜3) ☆3
⇒元々インタラクション低めなので、
2人でも問題ないです。

内容物(☆有無) ☆1
⇒コマがたくさんあるのでお得です

入手(☆有無) ☆0
⇒古いゲームです

合計 ☆4 


やれることは大まかに分けて5種類で
カードを出していきます。

①畑で収穫
⇒主に②、④、⑤で使用する素材を集めます

②市場で売買
⇒①で入手した素材を売買します

③建物を建築
⇒畑に建物を建てます

④建物を使う
⇒③で建てた建物を使用します。
①で集めた素材を製品にする工場なども
あります。

⑤船に荷物を積む
⇒船に規定の製品や素材を積み込みます。
このゲームでは最大の勝利点が入ります。

1ラウンドに4枚のカードが出せるので、
4つの行動ができます。
使用しない1枚のカードを議会に送り、
法案を採択します。

このゲームでは、勝利点のルールを”法案”という形で
プレイヤーが決めるのが、特徴的です。

ただし勝利点を稼ぐ手段は幾らでもあるので、
こだわる必要はありません。またプレイヤー全体に
影響を及ぼすので特定のプレイヤーの不利には
なりにくいです。

この手のプランテーションゲームの常で、
ラム酒(サトウキビから加工)や葉巻
(タバコから加工)などの製品は、作るまでに
時間がかかるので、法案の影響を
受けやすいです。

法案で間接的に邪魔をしたり、ワーカプレイスで
早いもの勝ちする以外に邪魔をできる
要素はないので、2人プレイでも4人でも、
プレイ感に違いはありません。

あまり派手な展開にはならないので、
コツコツとした人生を歩んでいきたい
日本人向きのゲームともいえます。 

【プレイのコツ】
・お金、資源を残さないようにする
⇒ お金や資源は勝利点になりません。
使い切るようにしましょう。

毎ターン終わりにしっかり納税し、勝利点を
細かく稼ぎましょう。

・資源は有限であり、建物はせいぜい3〜4個が限界
⇒このゲームは6ラウンドで終了です。 
石と木は10前後しか手に入りません。
ここから考えると、建物を 3〜4個の建築が限界でしょう。

また建物に関して言えば、”相手の戦法の邪魔をするために、
相手が欲しそうな建物を先に立てる”という方法もありますが、
このゲームでは似たような機能の建物があるので、
上手くいきません。

・相手との点差を考えて法案を通す
⇒例えば納税額を下げる法案を通すと、自分だけでは
なく相手にも有利になります。
2人プレイの場合は自分が何点とったか?ではなく
相手との差が重要になります。


このゲームはできることはたくさんありますが、
資源の制限があり、あまり多くのことに手を
広げると、どれも中途半端になりかねません。
 
 一方で、一つの戦法が強すぎる
ということもないので、ある程度
分散させることも必要になり、
なんとも歯がゆいゲームになっています。

オープンな情報しかなく一発逆転も難しい
内容ですが、やれることは5種類なので、
初心者でも迷わずプレイできるでしょう。





 

CVではリソースを得るために
サイコロを振ります。

CV紹介はこちら

サイコロの数は最初4個ですが、
 カードを得ることで最大7個まで
増えます。

サイコロが増えるとリソースを
多く得られる反面、不幸が
3個以上出ると人生カードを捨て
なくてはいません。

そこでサイコロの個数毎の不幸3個が
出る確率を計算してみました。

•サイコロが4個

➡ 約 2 %

•サイコロが5個

➡約  5  %

•サイコロが6個

➡約 10 %

•サイコロが7個

➡約 16  %

不幸が3個出る確率は、幸運が
3個出る確率と同じですから、
サイコロが増えるのはデメリット
ばかりではありません。

またサイコロを振る残り回数
(=カード残り枚数)や、不幸を
回避するカードの有無により
サイコロの個数を調整すると
良いでしょう。

生命保険カードがあれば無問題
ですが、イベントカードは最終的な
勝利点にならないので、その点に
留意しましょう。

【 概 要 】
サイコロを振って4種類のリソース(金、人間、健康、知識)を
集めて人生のイベントを獲得していくカードゲーム。

評価;B

面白さ(☆1〜3) ☆3
⇒拡大再生産で面白い。

内容物(☆有無) ☆0
⇒基本的にはカードのみなので
やや割高感があります。
メインボードも蛇足感があります。

入手(☆有無) ☆1
⇒どこでも買えます

合計 ☆4 


一枚も同じカードがないので、自作しにくいです。

サイコロを振るので、運が絡んできますが、
1/6の”不幸”を出さなければ よいので、
ダンジョンクエストやチャオチャオほど
運重視ではありません。
むしろ人生のイベントを積み重ねていく
拡大再生産ゲームです。 
 
色々な人生のイベントが出てくるので、
何度もプレイできそうです。

2〜4人でプレイできますが、
他のプレイヤーとの絡みは薄く、
また直接的な邪魔もできないので、
2人でも十分面白いです。

【プレイのコツ】
・1ターンでできる限りカードは2枚取る
⇒カードを多く取るほど最後で高得点になります。
リソースをやりくりしてできる限り2枚取れるように
します。

・イベントカードは出し惜しみしない
⇒イベントカードは1回しか使えませんが、
残していても得点になりません。
適宜使用していきます。

・不幸を回避できるようにする
⇒不幸の目を3つ以上だすとカードを捨てなくてはいけません。
不幸の目を消したり、振り直すカードもありますので、万が一の
ために取っておくとよいでしょう。

・人生の後半ほど強力なカードが出てくる
⇒人生は青年、中年、老年と進んでいきますが
後半ほどカードの効果は強くなります。

老年のカードは全て使用されずに終わる可能性が
あることを覚えておいたほうがよいです。

80種類以上の人生カードが面白いです。
また最初に配られる目標カードも何種類かあるので、
複数回プレイできます。

ダイスゲームなので、気軽にプレイできます。
また目的のダイス目が出たときの爽快感は
なかなか良いです。

【 概 要 】
2人用アブストラクト。

【こんな人におススメ】
・気が短いので忍耐力をつけたい
・暇な人
・物事を多角的に見る癖をつけたい

評価;S
私は世界で一番面白いゲームだと思っています。

ルールは4つだけです。
①黒⇒白交互に碁盤の交点に打つ。両方がパスするとゲーム終了
②石は囲われると取られる
③石で囲った交点の数(=地)の数が多い方が勝ち
④ 同形反復禁止(コウ)

わずかこれだけのルールで人間に分析できない無限に近い盤面を作り出している点が素晴らしいです。

【ここが(;´Д`)スバラスィ】
①自分が勉強したぶんだけ強くなる
⇒努力が報われる、ということは人間にとって楽しいことです。

②いつやっても新しい盤面、それぞれのの盤面なりに新鮮

③考えている間、トランス状態になる
⇒これは他のゲーム、あるいは生活の中では味わえない感覚です。
石の動きを無限に考えられるんじゃないか?と錯覚してしまう感覚が楽しくて仕方ないのです。

級位者と段位者の境目にいるような自分ですら、こんな感覚になるのだから、もっと上手になったらどんな風景が見えるのか?
と考えるだけで楽しくなります。

【プレイのコツ】
・本で勉強する
⇒PCソフトはあんまり使わないほうがいいです。
死活判定が曖昧な場合があり、間違っていても初心者が鵜呑みにしてしまう可能性が高いです。
1万円以上するソフトならまだしも、フリーのソフトは本当にひどいものもあるので注意が必要です。

おすすめは本で勉強することです。
ひと目の詰碁
ひと目の手筋、
依田ノート
あたりを一通りマスターできれば碁を一局打てるようになるのではないでしょうか?

ここらへんは図書館で借りれるので、読んでみるといいです。

・棋譜並べをする
⇒ここら辺も基本的ですが、ちょっと最初は面倒かもしれません。
慣れてくるまではなぜここに?という感じになりますが、基本がわかってくると置くのが楽しくなってきます。

・9路、13路でプレイする
⇒9路、13路は19路盤と若干棋理が異なりますが、一局の流れを把握する点では手軽でいいです。
囲碁ではありとあらゆる可能性を模索することが重要なので、路数が少ないほうが、色々なパターンを試せる点がよいですね。

【 概 要 】
原題 Run、Fight or Die

評価;B

面白さ(☆1〜3) ☆2
⇒サイコロを振って一喜一憂します。

内容物(☆有無) ☆1
⇒サイコロとフィギュアがたくさんあるので
お得です

入手(☆有無) ☆1
⇒入手できます。

合計 ☆4


サイコロを振って
バットやアイテムを手に入れつつ人を助けて
勝利点を稼ぐゲーム。
タイトルが意味不明で、内容がわかりにくいですが、
じゃあいい名前を考えてみろ!と言われたらなかなか
思いつきません。

逃げろ、戦え、そして死ね!!

ではゲームの内容がまったくわかりませんし。

【プレイのコツ】
・ゾンビは塗装する

大切なことなのでもう一度書きます。

ゾンビは塗装しましょう!!

このような運6割、実力5割のゲームでは思い入れを
もってプレイすることが重要です。
思い入れとは

①苦労して入手した

②手間がかかった

とかそういうことです。

手間がかかる子供ほどかわいいみたいです。

というわけで60体あるフィギュアは塗装します。

”塗装なんてしたことない”

無問題です。筆300円と塗料数本で塗装はできます。
大体綺麗なゾンビなんて迫力に欠けますし…
60体も塗っていくうちに上手になるでしょう。

・ゾンビ映画のうんちくを程よく入れる
元ネタがありそうな人物も多数出てきます。
しかし映画のうんちくは見ていない人間にはサッパリな上、ネタバレにつながるので、程々が良いです。

”そうそう、後半死んだよねー”とか言ってしまっては
元も子もありません。

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