ふたりでボードゲーム

2人プレイできるボードゲームを紹介していくブログです。

2015年09月

スコットランドヤードの簡易版。
ロンドンの街を舞台にMr.Xと3人の探偵が鬼ごっこをするゲームです。
このゲームは3人以上でプレイすると探偵が多くなります。
探偵が多くなるほど、難易度は上がるので、2人プレイがよいでしょう。

評価;B

面白さ(☆1〜3) ☆2
⇒本家と比べると異なるゲーム性です。
好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私はこういうゲームも有りだと思います。

内容物(☆有無) ☆1
⇒安い割に、ボード、コマ、チケットが揃っています。
何より携帯性が高いのは良い。

入手(☆有無) ☆1
⇒どこでも買えます

合計 ☆4

スコットランドヤードは、Mr.Xを名乗る見えない怪盗の居場所を当てるゲームでした。

こちらのゲームは、そのゲームの簡易版でMr.Xは丸見えです。
Mr.Xを限られた手数で捕まえるのが探偵の目標です。
一方Mr.Xは捕まるまでの手数をできるだけ引き伸ばすことを目指します。
2人で交互にプレイし、より短い手数でMr.Xを捕まえたプレイヤーが勝利します。

【 ルール 】
①探偵側は3人の探偵を配置します

②探偵側はタクシー、バス、地下鉄のチケットを所定枚数もらいます

③Mr.Xはチケットを1枚めくり、書いてある番号に置きます

④Mr.Xはブラックチケットをもらいます

⑤ゲームスタート。Mr.Xは好きな交通手段で1回移動します。
Mr.Xはチケットを必要としません。
またブラックチケットを使うとその回の移動は探偵に隠れて行うことができます。
(紙に書いて記録しておく)
ブラックチケットを使うと減点になります。

⑥探偵は3つのコマを動かします。
探偵が交通手段を使うたびにチケットを使用します。
使用したチケットはMr.Xに渡します。

⑦捕まっていなければMr.Xの番です。

Mr.Xを捕まえるか、逃げ切ると終了です。

探偵が使用したチケットには値段があり、多く稼いだMr.Xの勝ちになります。


【 プレイのコツ 】
・基本的にMr.Xは捕まるので粘る
⇒マップが狭く居場所もバレているので、Mr.Xを捕まえることはさほど難しくありません。
しかもMr.Xの初期配置はランダムに決定されるので、場合によってはいきなり負けているかもしれません。
そういう時は諦めるか、引き直しを提案するのもありでしょう。

・初心者相手にはどんどんアドバイスする
⇒このゲームを手に取るプレイヤーは、おそらく初心者か旅先でスコットランドヤードがやりたいマニアでしょう。
マニアの方々には是非初心者の方にアドバイスして欲しいです。

・このゲームでシステムが気に入ったら…
⇒本家や分家もプレイしてみる。
このゲームは入門者向けですが、エッセンスとしてはかなりスコットランドヤードっぽいです。
スコットランドヤードは古典ですが、分家として様々なゲームが出ています。
気になったらプレイしてみてもいいでしょう。
私もホワイトチャペルが気になります。


1,500円前後で買えるボードゲーム、というと殆どがカードゲームだったりします。
このゲームはスコットランドヤードのエッセンスを味わえるので、普通のカードゲームに飽きた方におススメです。
 

【 概 要 】
7x7のマスに4種類の豆を置いていく知育玩具のようなボードゲーム。
豆を箸で摘み、箸の持ち方を覚えていきます。

基本的には大人がプレイする、というよりは幼児向け知育玩具でしょうか?
まあボードゲーム初心者とプレイするのであれば、結構使えると思います。

【プレイのコツ】
・とりあえず手でやる
⇒箸を持ち始めたばかりの子供には難しい豆もあります。
子供と楽しむために、子供は手づかみOKということにしましょう。

・ハンデをつける
⇒やはり子供にとってゲームで勝つ事は大事です。
大人は左手で行うなど、 ハンデをつけましょう。

豆をマスに移動するだけの簡単なゲームです。
子供に楽しんで箸の使い方を教えることができるのではないでしょうか。

普通に大人向けのボードゲームをプレイさせても、ボ育にはならなさそうですが、こちらのゲームであれば一石二鳥ですね。 

【 概 要 】
5色1〜5までのカードをランダムに環状に表向きに並べます。
そして任意の場所にポーンを置き、ポーンから3枚目までのうち1枚をとることができます。

場にでている一色が全て取られたら精算になります。とったカードがそのまま得点になります。

全ての数字がなくなるとゲーム終了です。
精算できなかったカードはそのまま減点になります。

【 プレイのコツ】
•相手と同じくらい点を取る
➡自分だけで精算するのは難しいです。相手も精算したくなるように五分五分点数を取るようにします。

•相手に離されないよう高い点数のカードも取る
➡高い点数のカードはリスクが高いですが、相手の手をみて、ある程度は取るようにします。

古代ローマの新しいゲームに収録されているゲームです。簡単に自作できそうです。

先の展開を読んでも相手の手によって容易に潰されそうです。
じわじわと選択肢が減っていくゲームですので序盤は色を限定せずカードを取り中盤からまとめていくと良いでしょう。

村の人生拡張 第2弾

評価;B

面白さ(☆1〜3) ☆3
⇒人生の目的が出来、
プレイしやすくなりました。

内容物(☆有無) ☆0
⇒カードとボードの一部で、
割高感があります。

入手(☆有無) ☆1
⇒どこでも買えます

合計 ☆4

村の人生紹介はこちら

【航海】
ボードの”旅”がまるごと航海に変わります。
もともと旅は高得点を稼げましたが、更に稼げるようになりました。
その分、航海に出るまでは準備が必要になります。

また新しいリソースとしてカカオと紅茶を入手することができます。
カカオが7勝利点、紅茶が5勝利点と高額で販売することができます。 
それぞれ数量に限りがあるリソースですので、早い者勝ちということになります。

【人生の目的】
村の人生の特徴としては、勝ち方に様々なパターンがある、ということでしょう。
これは何をやっても得点になる反面、ゲーマーにはもやもやした印象を与えました。

そこで本拡張ではついに人生の目的(金の目的、銀の目的)です。
例えば”貴族”であれば金貨を7枚集めると5勝利点得られるとかです。
あるいは”商人”であれば買物客タイルを6枚以上集めると8勝利点得られるとかです。
これにより、プレイにある程度指標ができるので、目安になるでしょう。

今回の拡張はかなり大きな変化をもたらします。
特に人生の目的は初心者がプレイする分にはわかりやすい指標になるでしょう。

ただしプレイスタイルが目的に縛られる、というデメリットもあります。
例えばあらかじめ何枚か目的を抜いてプレイヤー間でドラフトする、といったバリアントルールも機能するような気がします。ここら辺はプレイヤー間で調整すると良いでしょう。

 

 

秋の夜長は読書、というわけで、ミステリーなどいかがでしょうか。
今回はシャーロックホームズ10の怪事件です。

これは1985年に発行されたゲームブックです。
一般的なゲームブックは選択肢のページに飛ぶことで展開が変わります。
本作ではシャーロックホームズになりきり依頼を解決していきます。
与えられているのは地図、新聞、住所録、それに住所ごとの登場人物の証言です。
これらの情報を組み合わせることで謎を解いていきます。
しっかり情報を統合しないと解決することすらままなりません。 

ミステリー小説や2時間ドラマにはまっている自称名探偵の方々には是非挑戦してもらいたいです。
私も多少推理力には自信がありましたが、まったく犯人がわからず、探偵の素質がないことを痛感しました。

大きめの図書館であれば置いてあることもありますので、おススメです。 

【 概 要 】
2〜4人用のアブストラクト陣取り。

【こんな人におススメ】


・2人で真剣プレイ

・布石研究に余念がない

・攻撃されても根に持たない

・木のコマが大好き

評価;B

面白さ(☆1〜3) ☆2
⇒陣取りでありながら、布石に重点が置かれているので好みが分かれる。
これをプレイするなら囲碁をやる、という意見にもっぱら賛成。
短時間で済むのは◎

内容物(☆有無) ☆1
⇒コンパクトな箱にボードとコマがたくさんあります。

入手(☆有無) ☆1
⇒どこでも買えます

合計 ☆4

4種類の土地に騎士を派遣し、村や要塞を作り得点を稼ぎます。
また相手の村を攻撃することで得点を奪うことができます。

得点を15点ごとに精算することで爵位を得ます。プレイヤー1人の爵位が一定に達するとゲーム終了です。

【 プレイのコツ】
•初期配置について
➡このゲームは騎士を配置して陣地を増やします。騎士は都市からしか動かせないので、都市の初期配置がかなり重要です。

優先度として
①山岳、湖、田園に囲まれている

②湖に接している

③外周から2程度の距離で田園、草原が多い

を考えます。

山岳と湖は相手が入れないため、壁として重要です。ただし山岳には都市を設置出来るため、過信は禁物です。相手の都市が設置されると、そこを起点に騎士が攻めてくる可能性があります。

•相手が攻めてくるまで精算しない。
➡このゲームでは得点の精算にも1手必要です。2人プレイの場合は、相手が攻めてくるまで何手かかるかわかりやすいので、ギリギリまで我慢します。
あるいは相手が攻めてきそうであれば、騎士をそのままにしておく方が良いです。

•確定している土地はすぐ陣地にしない。
➡運良く湖や山岳に囲まれた土地を入手出来そうな場合は焦らず後から陣地にします。
ただし探索でいきなり外周に相手の騎士が現れても大丈夫なように準備をしておきます。

•騎士の基本分配は2.2.2.1
➡騎士は基本2体一組で行動させます。これにより3箇所同時に村にしても、村に1体騎士がいる形になり、直ぐに攻撃をうけません。

•山岳に村を配置された場合は
➡相手は攻めてこれないので要塞で塞ぐ

山岳に村を設置のは、安価な壁として有効です。しかし攻めるには村を都市にグレードアップし、騎士を雇用し移動する、3手が必要です。その間に攻撃ルートに要塞を設置することで相手の出足を止めることが出来ます。

•相手の都市が外周から3手以上離れていたら
➡すぐに探索する

このゲームでは初期配置で、かなり有利不利が決まり、あまり逆転する要素はありません。
相手の初期配置が、外周から離れていたら、探索➡村➡都市で一気に拠点を作りプレッシャーをかけます。

バロニィは都市、山岳、湖、騎士を利用して如何に壁を作れるか?というゲームです。村の数に対して壁の数が少ないため取捨選択が必要になります。
またランダムなマップなので複数回プレイできそうです。

一方で蛇足と思われる点は爵位を得るタイミングまで一手にいれていることです。
一手のタイミングを、よりシビアにしようとする意図は見えますが、純粋な陣取りに集中できません(私は)

この点を除けば、初心者でも気軽に楽しめ、またハンデをつけやすいのでオススメ出来ます。

ヴァンパイアエンパイアでは
サポートカードの運用が肝になります。

ヴァンパイアエンパイア紹介はこちら

サポートカードの優先度について
挙げていきます。

【ヴァンパイア編】
1.復活
⇒決闘で負けても復活できます。
最重要カードです。

2. 蝙蝠形態
⇒特定のカードを破棄させることが
できます。これにより決闘を有利に
すすめたり、相手のサポートカードを
捨てさせたりできます。

ヴァンパイアの場合、上記2枚以外は
どんどん使っていきましょう。
相手をかく乱させるためには、
カードを使いまくり、疑問を持たせる
ことが大事です(特に序盤は)。

【人間編】
1.セラピスト
⇒決闘で負けても復活できます。
最重要カードです。
なぜセラピストが蘇生できるのか
謎ですが…

2.秘密の通路
⇒決闘を強制終了させます。
こちらも重要です。

3.埋葬室開放
⇒ヴァンパイアが貯蔵庫に捨てた
カードを使えるようになる、
使い方によっては最強カードです。

特に蝙蝠形態を入手できれば、
相手の吸血鬼カードも全て破棄
させることができます。

まあヴァンパイアが蝙蝠形態を
使用しないことは稀だと思います
が、念のため持っておきましょう。
ブラフで貯蔵庫に置いておくことも
無いとは言えません。

4.生贄
⇒決闘中のカードをキャンセル
できます。しかし相手は追加で
カードを出すことができるので、
過信は禁物です。

このゲームでは人物カードの色と
決闘カードの色が一致しないと
使用できないため、決闘する
たびに人がどんどん少なくなります。

一見すると、リボルバーのように
大味な展開になりそうですが、
サポートカードを上手く使う
ことにより相手をかく乱させましょう。



 

ボードゲーム界隈で話題になります。

1.ガチ派、エンジョイ派の
定義は?

ガチ派
➡しっかりとゲーム性を
見極めようとし、勝利点
至上主義。
研究熱心な場合がある。

エンジョイ派
➡多少ぬるくても、あるいは
負けてもプレイすること自体が楽しい。

2人プレイであれば、
両者は噛み合います。

エンジョイ派は負けてもいいし、
ガチ派は勝てれば良いからです。

しかし3人以上では両立しません。

なぜならエンジョイ派は得てしてヌルく、
他プレイヤーの利敵行為になることが
多いからです。

そうなると2対1の構図になり、

ガチ派が文句をいう
エンジョイ派は楽しめない

という、構図になります。

2.解決するには

○一緒にプレイしない
➡全員が幸せになれます。
ゲームは真剣でなければ
面白くありません。
ぬるま湯を掛け合う
プレイは別卓でどうぞ。

……うそです。

それが出来るなら
最初からしてます。
 
○ハンデをつける
➡大半のボードゲームは
勝利点を競います。

勝利点でハンデをつけると
プレイしやすいです。

大人はハンデとか嫌い
ますが、ゴルフでもありますし、
いいと思います。

最近のボードゲームは
サイコロの目で一喜一憂
するほど単純なシステムでは
ないので、初見で勝つのは
非常に難しいです。 

○ガチ派はクチナシ
➡自分で考えるからゲームに
なります。ガチ派は口を出し
たがり、エンジョイ派は助言を
嫌うので、ルール違反以外は
絶対に口出しません。

私はどちらかというと、
ガチ派なので、ブログで
ひっそり攻略法をアップして
いこうかと思います。

しかし一方で私はこんな風にも考えています。

3.そもそも3P以上のボードゲームでガチがあるか?

➡3人以上のボードゲームで真剣勝負は成立しません。

たとえば球技などのスポーツで、3チーム以上で1試合を競うことはありません。 

モータースポーツや自転車などのレースでは複数チームが競い合いますが、

順位が高いと風よけにされる 

という特性があるから、成立します。

仮に3P以上のゲームで
2対1、という構図になれば、
数の少ない方が負けます。

勝敗だけに拘るので
あれば、2対1で少数を
潰してから残ったプレイヤーで
勝負すればいいわけです。

これはガチではありませんし、
プレイヤーの力量とも無関係
です。

そして2人用アブストラクト
以外にプロが存在しない
理由でもあります。

プレイヤーの力量以外で勝負が決まるからです。

真剣勝負が成立しない
3P以上のボードゲーム
でガチ派もエンジョイ派も
無いような気がします。

研究熱心な方と
そうでない方がいる、

ということで、お互いを
尊重すればいいんじゃ
ないでしょうか。 

初心者向けボードゲームを
いくつか勧めました。

次の一歩を考えてみます。

①古代ローマの新しいゲーム
⇒かなり多くのゲームが含まれて
いるので、おススメです。

②グラスロード
⇒2人向けバッティングゲームと
しては良い出来です。

詳細はこちら
グラスロードはこちら

③テーベの東
⇒わかりやすいテーマと
ゲーム性の融合は見事です。

テーベ紹介はこちら

初心者からの次の1個は、
テーマで選ぶ方が
面白いです。



 

最近はスマホのアプリでも
ボードゲームを楽しめます。

リリースされているアプリはざっと

・バトルライン
・チグリスユーフラテス
・サムライ
などのクニチー作品や

ティカル、ストーンエイジ、ケイラス、
ルアーブルなどを楽しむことが
できます。

これらのアプリに共通する
長所と短所としては
以下の通りです。

【 長 所 】
○安価
⇒デジタルデータなので数百円から購入できます。

○セットアップ、得点計算が楽
⇒ルアーブルなどセットアップが大変なゲームでも
一瞬です。

○場所を取らない

【 短 所 】
○複数対戦がしにくい
⇒オンライン対応していないタイトルも多いです。

○AIが弱い
⇒例えばチグリスユーフラテスでは
殆ど天災タイルを使わないなど
かなり思考ルーチンは
甘いです。

○動作が重いものがある。


ボードゲームは一つ一つが
決して安くはないので、
アプリでお試しするのも
よいでしょう 

 

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