ふたりでボードゲーム

2人プレイできるボードゲームを紹介していくブログです。

2016年04月

トワイライトストラグルはBGGで上位をキープしています。
つい最近パンデミックレガシーが出るまでずっと1位でした。

しかしゲームシステムだけ見ると、そこまで凄いか?と考えてしまいます。
似たようなカードドリブンシステムは他のゲームにもあるからです。
そこでトワイライトストラグルが何故人気か考えてみました。

「負けそうな我が国アメリカを勝利に導くロールプレイができる」
⇒トワイライトストラグルの根底に流れる精神は、

勝者の余裕

この一言で表現できます。

トワイライトストラグルでのアメリカは、過剰に強いアメリカを演出する必要はなく、ゆえに史実を再現することに徹しています。

冷戦はご存知の通り、ソビエト連邦の崩壊で、西側の勝利で終結しました。
しかし冷戦当初はゲーム内容通り、ソビエト連邦優勢の状態から始まりました。
社会主義国家こそシャングリラと信じられ、アメリカが社会主義を恐れレッドパージを行っていた時代もあったのです。

トワイライトストラグルは歴史を出来る限り忠実に再現しており、アメリカ人にとって”自国を如何に勝利に導くか?”というロールプレイングゲームです。

トワイライトストラグルには

①ウォーシミュレーション
②アメリカを救う英雄譚

この両方の側面を持つわけですから、(アメリカ人にとって)面白いに決まっています。


【日本人がより楽しむには】
1.アメリカ人になりきる
➡横須賀ベース解放に行ってみましょう。
そして帰ってからすぐにプレイすればアメリカ万歳となるでしょう。
問題は体力だけです、人が多すぎて消耗しますから

2.ロシア人になりきる
➡結構難しいです。
というのもロシア料理はシンプルすぎますし、日本人向けではないですからね‥
ここはロシアンアヴァンギャルド展がくるまで待ちますか‥

3.同じプレイヤーと何度もプレイする
⇒トワイライトストラグルのように、濃いゲームを楽しくプレイするには、同じ人とプレイすることが一番手っ取り早いでしょう。

恋人や妻がプレイしてくれる可能性は紙のように薄いかもしれませんが、そんなミッションにチャレンジするのも、また一興といったところです。

 

下手の横好き

これこそ私にとっての碁の姿勢だ。
碁打ちは忍耐力がなければ出来ない。
忍耐力が発揮される場面は私が最も得意な局面だ。

さてゴールデンウィークになりました。

そして家族サービス

相手の実家に行く

というオビワンすら裸足でダークサイドに落ちそうなイベントが発生するわけです。

いやー、ちょっと辛くないですか?
普通に会うだけなら全然辛くないですけど、陰口で

「◯◯君(好きな名前をいれよう)は

あー、そうですね

とか

はい

とかしか言わないけど真面目に人生とか考えているのかね?」

とか言われてるので、辛いです。

私なりに人生考えてますよ、貴方に言いたくないだけで。
どうせ馬鹿にするんでしょ、稚拙とか。

と反論したくなりますが、ここは

そうですね、てへ

といって家庭内下請けに徹するわけです。

イヤー、底辺って気持ちいいです。

さて底辺を彷徨うオランダ人もとい、会社員は悪知恵だけは働きます。
ダークイベント発生前に、障害イベントをでっち上げよう、とか考えてみます。タイマーで電話音を鳴らして、上司と話すふりを一通りしたのち

ちょっと障害で急いで会社いかなきゃ

といってスーツに着替え図書館に直行。
で借りたシャーロックホームズ十の怪事件を読む。
➡ボードゲーマー的図書館利用法。

あっという間に6時間たちます。
これで万事解決!

と底辺会社員の自分は許せますが、底辺碁打ちの自分が現れます

厳しい局面に耐えてこその碁打ちの矜恃ではないのか?

ということで相変わらず

あーそうですね

はい、その通りです
 
へーすごいですね

と家庭内下請けは続くのです。


まとまった時間の取れるゴールデンウィークに突入しました。
ハワイに行く?
どうせ日本人ばかりです。

というわけで、せっかくなら時間のかかるゲームでもプレイしてみます

○エルグランデ全拡張に挑戦
⇒まとまった時間が取れるので、これを機会にエルグランデビックボックスを一通りプレイしてみては如何でしょう?
王と陰謀はちょっと毛色が違う拡張なので、最後でもいいかなぁ〜と思います。
今にして思えばデッキ構築要素の一種なのかもしれません

○村の人生を全拡張で堪能する
⇒個人的にはNo.1ファミリーゲームだと思います。
なによりテーマが良いです。

誰も傷つかず(でも死ぬ)、暴力もなく(でも死ぬ)、どんなことをしても(死んでも)得点になる

この得点方法の多さは一見フェルトっぽくもありますが、場所が多いだけなので、切れ味がありますね。
一方でゲームを通じての指標がないので、自分で作る必要があります。
全拡張が手に入りやすいのも好感触です

○我ら人民からトワイライトストラグルの流れ
⇒似たようなゲームですが、どちらも長時間ゲームなので、ゴールデンウィークにうってつけです。
入手しにくいのが難点でしょうか

いつも目にするけど何故か話題にならない「気になるボードゲーム」略して

きにボド 

今回はイノベーションについて取り上げます。

イノベーション紹介はこちら

世間でも数少ない

ボロカスにレビューしても誰も嫌な気分にならないゲーム

じゃないでしょうか?
しかしBGGだとほどほどに高い順位です。

さてどちらの評価が正しいのでしょうか?


【外観】
一見すると文明発展系ゲームの知的な雰囲気を醸し出しています。
これがゲーム内容との乖離の始まりです。

【コンポーネント】
さて肝心の中身ですが、実体は(ほぼ)カードのみという潔さです。
しかし同じカードは1枚も無いので、次はどんなカードが出るか?楽しみになります

【ゲーム内容】
実際にプレイしてみましょう。
このゲームは1の時代(原始時代)から10の時代(現代)までのカードをプレイし、文明を発展させていくゲームです。

5種類の属性があり、それぞれのジャンル毎にカードを発展させ、各時代を制圧することで勝利を目指します。
最大の特徴は複雑な勝利条件と、特殊な日本語、そして

”人類の歴史は戦争の歴史だ!!"

という作者のメッセージが伝わってくるような攻撃性です。

しかし実際にプレイしてみると時代が進む度に凄まじいインフレが起きるため、一方的に攻撃される事は稀です。やったらやり返される、ということですね。

【拡張性】
さて拡張はいくつか出ていますが、日本語化されているエコーズに触れましょう。
なんか追加されているカードが妙に庶民的だったりします。
タイプライターとかカラオケとかMP3とか

ジミヘンとか

火薬と人工知能と核分裂とジミヘンが同じ土俵で競い合うって、ちょっと凄くないですか?
こんなカオスなゲームは他に無いですし、それで(多少破綻しているが)ゲームの体裁を成しているところが凄いです

そしてタイトルがイノベーションなんて気取ったタイトル名なので、中身を誤解されやすいのかも?
「スーパー文明大戦〜アインシュタインとナポレオンがカラオケで対決したら核分裂してドリー爆誕!?」とかにした方がわかりやすいと思います

評価が低い理由はプレイ回数の少なさだとおもいます。
4人でプレイしたら、全カードの1/4しか自分でプレイしません。
このゲームは同じカードは1枚だけなので、全容を把握しないまま評価しているのでしょう。
またカードの巡り合わせが悪かった場合も評価が下がります。
これはRAと同じです。

熱い展開としては

原始から中世にかけて一方的に攻撃されていたのに、なんとか耐えていたら近代で逆転勝利

とかでしょう。

それも人類の歴史ということです。


 

子供とボードゲームをプレイしていると圧倒的にアブストラクトの方がプレイしやすいです。
それは

隠匿情報がない

ということが関係しています。

そもそも子供は

①ルールを全部理解しているとは限らない(ので間違える)
⇒例えばトリックテイクなどで、カードを出せるときは出さなくてはいけない、という縛りがあったとします。
しかし子供はうっかりルールを間違えたり、カードの見落とし等で 、間違えてプレイすることがあります

②無意識に嘘をつく
⇒例えばラブレターをプレイしましょう。
ラブレターは1枚手札に1枚カードを取り、2枚のうちどらかを使う、というかなりシンプルなルールです。
8種類の職業のなかに「相手の職業を言い当て、 当たっていたら相手が脱落」というカードがあります。
子供の場合、仮に当てられたとしても嘘をつく可能性があります

③意識的な嘘はつけない
⇒②のように無意識(=負けたくない)という理由で短絡的な嘘をつくことはできますが、意識的に嘘をつくことは難しいです。つまりブラフをかけるようなゲームはできません。

上記の理由で

○手札が隠れていない
○間違えをすぐその場で直せる

といった利点があるアブストラクトはプレイしやすいと言えます。

ダークソウルのキックスターターを見ると、どうしようもなく欲しくなりますね。
80€でフィギュア付き!!
ダークソウルを程ほどにプレイしたことがあるゲーマーであれば、欲しくなります。

そもそもボードゲーマーとビデオゲーマーは結構客層がかぶっていると思います。
流れとしては

①もともとビデオゲームを嗜んでいた

②環境の変化によりTVゲームを出来なくなった
※仕事が忙しい、家事が忙しい、結婚して妻の目が冷ややか

③じゃあ時間が短そうなボードゲームでもしてみるか

この流れで、ダークソウルボードゲーム(フィギュア付き)などリリースされたら、「惚れてまうやろ〜」となるわけです。 

そんな時は落ち着いて逃げゾンビの未塗装フィギュアの数を数えます。
はい、両手、両足の指以上です。

そしてアースリボーンの未塗装フィギュアを数えます。
はい、両手、両足の指以上です。

さらにスターウォーズインペリアルアサルトの未塗装フィギュアの数を数えます。
はい、未開封です。

というわけで、ダークソウルのキックは諦めがつきました。

決して妻が怖いわけではありません、自分の意思で決めたことです。
 

久しぶりにBGGを見たらレイアウトが結構変わっていました

こういうレイアウト変更って 最初はみんな使いにくいとか言うんですけど、今回はどうですかね?
とりあえず私はベスト人数をすぐ見たい派なので、使いにくいです

さてゴールデンウィーク目前です。
そろそろゴールデンウィークで遊ぶゲームを買わなくてはいけません。
イエローサブマリン、駿河屋、まあ幾らでも買えるところはあるわけですが、やはり全国区ウェブサイトはアマゾンではないでしょうか。
というわけで、現在のAmazon.co.jpを見ながら、おススメゲームを挙げていきます

【とりあえず”ボードゲームで検索してみた】
ブロックスとカタンの開拓者が1位、2位に出てきます。
なんか不動の1位、2位ですね。
どちらも初心者相手には良さそうな気がします。
ブロックスは4歳でもプレイできそうですが、カタンは厳しいかな…

そして定番ゲームの人生ゲーム、モノポリーが続きナショナルエコノミーと街コロです

ナショナルエコノミーは結構人気が高いんですけど、ちょっと初心者向けでは無いような気もします。
コストパフォーマンスも良いか?といわれると、うーん…と無言になります。
というわけで、最近再販されたドミニオンをまず勧めます。

街コロはダイスシティが出るので、ダイスシティと比較して好きな方で良いのでは?という感じでしょう。

【で、おススメゲームは?】
まとまって休みが取れる方が多い時期ですから、ここは家族の絆を深める意味でも協力ゲームをおススメしたいです。

協力ゲームでは常に奉行問題が発生するわけですが、家族であれば軽減できます。
しかも負けそうになったらやり直せばいいんです、ズルですけど…

家族が楽しめればそれでいい

というわけです。

Amazon.co.jpだと

○エルドリッチホラー
○アンドールの伝説
○パンデミックキュア

あたりでしょうか?

やはりおススメはアンドールの伝説です。
エルドリッチホラーはクトゥルフ神話に触れたことがない人には?となります。
パンデミックキュアはダイスゲームなので、とりあえずベーシックなバージョンをプレイした方が無難です。

ここはファンタジーな冒険に家族で出かけるのが、ボードゲーマーらしいGWライフでしょう。




 

【 概 要 】
バースト系すごろくのリメイク

【こんな人にオススメ】
◯サイコロが好き

◯上に乗るのが好き

◯夜のボードでムーディに過ごしたい

◯小さい子供と一緒に

3個のサイコロを1個づつ振り、合計が7以下であれば進め、8以上はバーストします。
サイコロを振った個数によって進めるマスが2倍、3倍になり、最大で21マス(一周分)進めます。
一周回るとカードを貰え合計値を競います

足し算と掛け算が発生するので子供だけでプレイするには小学生からですが、大人がいれば4歳でもプレイできます。
プレイヤーの行動はサイコロを振るか振らないかの2択ですから

【プレイのコツ】
◯2人、3人プレイはコマを2つ使うのでテクニカルになる
➡このゲームは大きい数字を出せばよい、という単純なゲームではありません。
得点カードはランダムに1〜6なので、出来るだけ4点以上を取りたいからです。
コマが多いと、より多くの戦術を取れるでしょう

◯夜の盤面の方がムーディです
➡断然夜をオススメします


チャオチャオがうまく稼働していなかったので、心配しましたが、杞憂でした。

チャオチャオはサイコロを振り

❌が出たら嘘をつかなくてはいけない

というゲームですが、子供は❌が出ると振り直してしまうのでゲームになりませんでした(昔は❌と言っていた)

そしてチャオチャオはどうしてもサイコロの目が大きい方が勝つ、という印象を拭えません。

ウミガメの島の、サイコロを何個振るかいう駆け引きをチキンレース系すごろくに乗せるというアイデアは、シンプルながら駆け引きがあり、面白いです。
なにより子供でもプレイできる点が素晴らしいと思います。

また様々なヴァリアントルールがあるようなので、試してみると良いでしょう。

ダイスシティがゴールデンウィーク前に発売されなくて落胆しているボードゲーマーはぜひ手に取るべきです。
ヨドバシカメラで手に入るし、価格も安いのでオススメですよ

4歳でも、プレイできそうなゲームを挙げていきます。

ちなみにボ育とかボ育てとか私はあんまり信用してないです。
ゲームはどこまでいってもゲームなので…
というわけで知育要素が大幅に低いゲームになっております

◯ジジ抜き
➡何を今さら、と思うかもしれませんが、

引くことと引かせること

たったこれだけで子供を興奮させるゲームがどれだけあるか?ということです。そしてトランプならどの家庭にもありますよね

ジジ抜き、神経衰弱、ジンラミーはトランプ界のビックスリーということにします

◯プリンセスワンダーという名の神経衰弱
➡女児受け抜群のプリンセスワンダーです。子供と買えば恥ずかしさも半減します。

そしてたった1個でラブレター、ごいた、よくばりキングダムを遊べるので普通にオススメです。

◯戦国時代
➡子供が月山富田城をスラスラ読み上げたので天才かと思ったら絵柄で判別しているだけでした。



私もそうですが、沼にハマったボードゲーマーの嗜好は似ていて、渋いバロック風味イラストのゲームばかり集まってきます

しかし時は現代、バロック時代は400年以上昔なので、そんな絵柄ばかりではありません

というわけで非バロック系な絵柄のボードゲームをあげていきます

◯ナゲット
➡再販されたナゲットはPOPで、いかにも今風な絵柄です
最大の欠点は裏返しに置かれるタイルに絵柄があることでしょうか。もったいないですね。

◯インペリアルセトラーズ
➡童話っぽいイラストと内容のギャップを感じますが、51番目の州から大幅に認知度が上がったのでプラスに働いた例です

◯星の王子さまボードゲーム
➡原作物です

◯ファイブトライブス
➡アメコミ系濃ゆいイラストです。外国で人気の理由がわかります。


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