ふたりでボードゲーム

2人プレイできるボードゲームを紹介していくブログです。

カテゴリ: 世界の七不思議デュエル

アズール 日本語版
ホビージャパン(HobbyJAPAN)
2018-02-24

ワタシの頭頂部は燃え尽きています

 さてアズール日本語版が発売されてかなり経ちました。
話題になることはほとんどありません。
というわけで、なぜもう話題にならないのか?を考えてみました。

①見た目がオシャンティだけど、結局アブストラクトなので、強くならないと面白さがわからない
→やっぱりゲームはプレイし続けてはじめてたどり着ける境地があるんじゃないでしょうか?

②見た目がオシャンティだけど、3人以上でプレイすると、他人のプレイに文句言いたくなる
⇨言われた方は、

じゃあもうやらない

となりますね。

③2人でも面白いのに、相手がいなくて立たない
年度末と年度初は忙しいのです。

まあこんな理由が挙げられますが、他にも

ジョーカータイルが手に入らない

タイルだけなのに微妙に高いのでDIYした

などがあるでしょう。

100枚DIYするのはだるいので、今週末の再販を機にプレイしてみてはいかがでしょうか?



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七不思議カードを評価していきます。

私は軍事力への評価が低いので、軍事力を上げるカードはそれなりの評価になります。

【ピラミッド】
○効果
⇒勝利点9

勝利点は一番高いが、その他の効果がない。
石が安いor入手しやすいのであれば積極的に建てる。

○対ピラミッド
⇒石のコストを上げる or 石を生産しにくくする

【マウソロス霊廟】
○効果
⇒捨て札から1枚任意で建てることができる
勝利点2

世代IIIに入れば効果が高い。
汎用性が高いので、プレイヤーのセンス次第とも言えます。
高い勝利点を狙ってもよいし、軍事力カードでトドメを刺すこともできます。
一方でコストが5必要なので、計画的な運用が必要です。

○対マウソロス霊廟
⇒軍事力に注意

【巨人像】
○効果
⇒軍事力+2、勝利点2

コスト4に 見合っているとは思えません。
軍事力を上げる進歩トークンが出ていれば、多少軍事的勝利も狙いやすいので、その時だけ取ればいいでしょう。

○対巨人像
⇒軍事力に注意

【ペイライエウス】おススメ
○効果
⇒ガラスかパピルスを生産
すぐに2回目の手番
勝利点2

コスト4で色々できるので、器用なカードです。
序盤に建設すればガラス/パピルスを生産する能力を有効に使え、終盤であれば2連続手番で効果の高いカードを連続入手できます。

私は連続手番カードが好きなので、おススメしたいです。

○対ペイライエウス
⇒ドラフト時に入手する 

【大図書館】
○効果
⇒進歩トークン3枚中、1枚を入手できる
勝利点4

コスト5なので、進歩トークン次第といったところでしょう。
個人的には青建物のコストを下げるトークンか七不思議のコストを下げるトークンが残っていれば使ってもよい気がします。軍事力を上げるトークンは明らかに相手が警戒するので、取っても邪魔されるでしょう。

○対大図書館
⇒軍事力を上げるトークンを取りそうなときだけ注意しておく。

【大灯台】
○効果
⇒木、石、レンガをどれか一つ生産
勝利点4

コスト4で序盤に生産できれば有利に進めますが、序盤でパピルス2は大きな出費になりそうです。

○対大灯台
⇒パピルスを生産しにくくする

【キルクスマクシムス】
○効果
⇒灰色カード破壊、軍事力+1、勝利点

コスト4で灰色カードを破壊しますが、使いどころは限られそうです。
ギルド数で負けそうな時に使いますか…

○対キルクスマクシムス
⇒いちおう軍事力に注意

【スフィンクス】おススメ
○効果
⇒すぐ2回目の手番、勝利点6

コスト4のわりに勝利点と効果が高いのでおススメです。
終盤に使用した方が効果が高いですが、急場で相手の邪魔をするときにも効果的です 

○対スフィンクス
⇒ガラスを生産しにくくする

【空中庭園】おススメ
○効果
⇒お金6、すぐに2回目の手番、勝利点3

スフィンクスに似ていますが、もらえるのがお金です。
まあ勝利点がいいか、ガラスがいいか、お金がいいかで使い分けましょう。

○対空中庭園
⇒ ドラフト時に入手する

【アッピア街道】
○効果
⇒お金+3、相手のお金-3、すぐに2回目の手番、勝利点3

コストが5なので、ちょっと使い勝手が悪いかもしれません。

○ 対アッピア街道
⇒軍事力に注意

【ゼウス像】
○効果
⇒茶色カード破壊、軍事力1、勝利点3

コスト5の割に茶色カード破壊だけなので、序盤に建てれれば建てても良いですかね…
しかし序盤にパピルス2はツラい気がします。

○対ゼウス像
⇒パピルスを生産しにくくする

【アルテミス神殿】
○効果
⇒お金12、すぐに2回目の手番

これは勝利点がないので、プレイヤーのセンスが問われます。
お金12があれば、多少無理して建てても連続手番なので、色々なことができます。
相手の邪魔をするもよし、青カードで勝利点を稼ぐもよしなので、汎用性が高いです。
コストが4なのも魅力でしょう。

○対アルテミス神殿
⇒軍事力に注意

一覧を作ってみて、ちょっとコスト5の方が使い勝手が悪いのは気のせいでしょうか…
個人的には2連続手番がプレイの幅を広げそうなので、おススメします。

 


7ワンダーの2人専用ゲーム。

【こんな人にオススメ】
七不思議大好き!

オリエンタルよりもヨーロッパが好き

手が小さいので、大きいカードはちょっと…


文明発展系ぽいですが、手順で出来ることは大きく分けると2種類なので、初心者でもプレイしやすいです。

資源管理もシビアではないので、気軽にプレイできます。
また勝利点を稼ぐゲームなのでハンデもつけやすいです。
カードも印象派っぽい油絵調?で、ぱっと見、綺麗です。

ルールはWebで読んでもらうとして、かいつまんで説明すると

①カードを所定の並べ方でツリー状に並べる。裏と表のカードがあり、全てはわからないようになっている

②カードを取り、建てるかコインにする

③勝利点が多い方が勝ち。
ただし特定のカードを集めると即座に勝敗が決まる(科学的勝利、軍事的勝利)


【プレイのコツ】

カードを覚える
➡上達するには覚えることが一番でしょう。
一部カードが裏返しになっているとはいえ、カードを知っている方が有利です。

赤と緑はほどほどに
➡軍事は24マス分、科学は14枚しかないので、よほど一方的にならない限り、負けることはありません。


資源コンボを考えるのが楽しいゲームです。
ルールは簡単ですが上達するにはカードを覚える必要があるので、ちょっとハードルが高いかもです。
カードが小さい点を除けば不満な点もないです。

自分の欲しいカードがバレると邪魔される仕組みになっています。そこで二択(あっちもこっちもあげたくない、でも両方は邪魔できない)を強要するような文明発展が必要になるでしょう。

【間違えやすいルール】
建物が生み出すお金は1回

ギルドの勝利点は建てたプレイヤーではなく、色が多いプレイヤー

進歩トークンは効果が高いものから低いものまで様々です。

【農業】
○効果
⇒6コイン、勝利点4

取るものがなければ、 取ってもよいでしょう。
汎用性は高いです。

【建築術】
○効果
⇒七不思議のコストが減る

コスト2 or 3で七不思議が建てられるのは便利です。

【経済】
○効果
⇒交易で得るたびにコインが手に入る

序盤で入手できれば相手の行動がかなり制限できます。

【法律】
○効果
⇒科学シンボル1つ分の評価になる

これはちょっと使い道がないです。
進歩5つでも達成するのは難しいです。

【石工】
○効果
⇒青色カードの資源が2減る

序盤で入手できればかなり有効に利用できます。

【数学】
○効果
⇒進歩トークン1つで勝利点3

これはちょっと使い道がないです。
というか相手にマークされるでしょう。

【哲学】
○効果
⇒勝利点7 

ほどほどな強さかと…

【戦略】
○効果
⇒軍事建物の効果が+1

これは…まあ序盤で取れれば取ってもいいですね。

【神学】
○効果
⇒七不思議を建てると、もう1手番プレイの効果を持つ

これは…最初から1手番プレイの効果がある七不思議を取りましょう。

【都市計画】
○効果
⇒6コイン+連鎖建築で4コイン

お金を集めやすいので、序盤で取れるといいですね。
相手にマークされやすくなります。

おススメは農業、石工 、都市計画あたりが使いやすそうです。
哲学あたりでも終盤であれば良さそうです。 

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7ワンダーの2人専用ゲーム。

【こんな人にオススメ】
七不思議大好き!

オリエンタルよりもヨーロッパが好き

手が小さいので、大きいカードはちょっと…


文明発展系ぽいですが、手順で出来ることは大きく分けると2種類なので、初心者でもプレイしやすいです。

資源管理もシビアではないので、気軽にプレイできます。
また勝利点を稼ぐゲームなのでハンデもつけやすいです。
カードも印象派っぽい油絵調?で、ぱっと見、綺麗です。

ルールはWebで読んでもらうとして、かいつまんで説明すると

①カードを所定の並べ方でツリー状に並べる。裏と表のカードがあり、全てはわからないようになっている

②カードを取り、建てるかコインにする

③勝利点が多い方が勝ち。
ただし特定のカードを集めると即座に勝敗が決まる(科学的勝利、軍事的勝利)


【プレイのコツ】

カードを覚える
➡上達するには覚えることが一番でしょう。
一部カードが裏返しになっているとはいえ、カードを知っている方が有利です。

赤と緑はほどほどに
➡軍事は24マス分、科学は14枚しかないので、よほど一方的にならない限り、負けることはありません。


資源コンボを考えるのが楽しいゲームです。
ルールは簡単ですが上達するにはカードを覚える必要があるので、ちょっとハードルが高いかもです。
カードが小さい点を除けば不満な点もないです。

自分の欲しいカードがバレると邪魔される仕組みになっています。そこで二択(あっちもこっちもあげたくない、でも両方は邪魔できない)を強要するような文明発展が必要になるでしょう。

【間違えやすいルール】
建物が生み出すお金は1回

ギルドの勝利点は建てたプレイヤーではなく、色が多いプレイヤー


世界の七不思議デュエル (7 Wonders: Duel) 多言語版 ボードゲーム

ホビージャパン
2015-12-16

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だんだん暑さも和らぎつつある秋の夜長……虫の声を聞きながらボードゲームなんて楽しそうです。
しかしサラリーマンだとなかなか平日は時間が取れない……という時にはやっぱり時間が短くてプレイした感があるゲームをプレイしたいです。
というわけで、そういうゲームをあげてみます。

○イスタンブール
→最近よくプレイするゲームなんですよね、イスタンブール。
なにがいいかっていうと時間が短くて色々できるところ、悪いところは日本語版が品切れなところです。
私は何故か本体と拡張2弾が海外版、拡張1弾が和訳版という変な構成になっています。

ゲーム自体のルールはとても簡単なので、バリバリのボードゲーマーにはちょっと物足りないかもしれません。
しかし平日ですから、これくらいがちょうどいいとも思えます。

○ルアーブル内陸港
→かなり月見草っぽい作品です。
なにしろ資源の管理をチマチマやるわけで、見た目が地味っぽく、ゲーム内容も地味ですが、平日にはうってつけです。

○イノベーション
→こちらは派手な作品です。
カード効果がバリバリでかなり雑なゲームですが、時間が短いので遺恨も何も残らない点が秀逸です。
え?遺恨が残るって?こんなゲームくらいでいちいち恨んでいたら、ストレスばかり貯めてしまいそうですね。






 

7ワンダーの2人専用ゲームがアプリになりました。

【こんな人にオススメ】
七不思議大好き!

オリエンタルよりもヨーロッパが好き

手が小さいので、大きいカードはちょっと…


文明発展系ぽいですが、手順で出来ることは大きく分けると2種類なので、初心者でもプレイしやすいです。

資源管理もシビアではないので、気軽にプレイできます。
また勝利点を稼ぐゲームなのでハンデもつけやすいです。
カードも印象派っぽい油絵調?で、ぱっと見、綺麗です。

ルールはWebで読んでもらうとして、かいつまんで説明すると

①カードを所定の並べ方でツリー状に並べる。裏と表のカードがあり、全てはわからないようになっている

②カードを取り、建てるかコインにする

③勝利点が多い方が勝ち。
ただし特定のカードを集めると即座に勝敗が決まる(科学的勝利、軍事的勝利)


【プレイのコツ】

カードを覚える
➡上達するには覚えることが一番でしょう。
一部カードが裏返しになっているとはいえ、カードを知っている方が有利です。

赤と緑はほどほどに
➡軍事は24マス分、科学は14枚しかないので、よほど一方的にならない限り、負けることはありません。


資源コンボを考えるのが楽しいゲームです。
ルールは簡単ですが上達するにはカードを覚える必要があるので、ちょっとハードルが高いかもです。
カードが小さい点を除けば不満な点もないです。

自分の欲しいカードがバレると邪魔される仕組みになっています。そこで二択(あっちもこっちもあげたくない、でも両方は邪魔できない)を強要するような文明発展が必要になるでしょう。

【間違えやすいルール】
建物が生み出すお金は1回

ギルドの勝利点は建てたプレイヤーではなく、色が多いプレイヤー


セットアップが面倒なゲームでしたのどアプリ版は単純に嬉しいですね。
 

アズール 日本語版
ホビージャパン(HobbyJAPAN)
2018-02-24

ワタシの頭頂部は燃え尽きています

 さてアズール日本語版が発売されてかなり経ちました。
話題になることはほとんどありません。
というわけで、なぜもう話題にならないのか?を考えてみました。

①見た目がオシャンティだけど、結局アブストラクトなので、強くならないと面白さがわからない
→やっぱりゲームはプレイし続けてはじめてたどり着ける境地があるんじゃないでしょうか?

②見た目がオシャンティだけど、3人以上でプレイすると、他人のプレイに文句言いたくなる
⇨言われた方は、

じゃあもうやらない

となりますね。

③2人でも面白いのに、相手がいなくて立たない
年度末と年度初は忙しいのです。

まあこんな理由が挙げられますが、他にも

ジョーカータイルが手に入らない

タイルだけなのに微妙に高いのでDIYした

などがあるでしょう。

100枚DIYするのはだるいので、今週末の再販を機にプレイしてみてはいかがでしょうか?




日本人は一本勝ちが好きですよね!
というわけで、軍事勝ちを狙う方法を考えてみました。

①まずは山札をみてみよう!!
⇒II世代やIII世代にいくつ軍事カードがみえているかを確認しましょう。
多めに見えている(12以上)時だけ狙うようにしましょう。

②七不思議カードをみてみよう!!
⇒七不思議カードをドラフトする際に2回行動か、軍事を上げるカードがあるか確認します。

①と②を満たしている時だけ狙うようにしましょう。

コツとしては4から5くらいまではノロノロと増やし、そこから一気に決めることです。
6以上に上げるとさすがに相手も警戒し、軍事勝ちは難しくなります。
そこで、軍事を5程度まで増やしたら準備が整うまではあえて軍事カードをコイン化したりして、あまり興味の無いフリをします。
そして準備が整ってから、一気に稼ぎ仕留めるのがよいでしょう。

最初から軍事を狙うプレイはリスクが高いので、失敗したときの保険をかける意味でも七不思議は2回行動できるものを選択し、「(可能であれば)III世代に2回行動で軍事カードを一気に集め勝利、難しければ他のカード2枚で点数を稼ぐ」くらいの2択を仕掛けるのが余裕のある戦い方でしょう。

 



吾輩は?

【コンポーネント】
インペリアルセトラーズの方が実売価格で1000円程度高いです。
しかしコンポーネントは木製コマが多く、かゆいところに手が届くくらい色々なものが入っているので、インペリアルセトラーズの方がよいと思います。
世界の七不思議デュエルはメインで使うカードが小さいのが残念です。

絵柄は世界の七不思議デュエルの方が大人向きでしょう。

”豪華なのはインペリアルセトラーズ、大人向けなのは世界の七不思議デュエル”

【初心者向けはどっち?】
どちらのゲームもインタラクションは高くはありませんので、初心者向けといえます。

直接攻撃はありますが、殆ど相手に影響を与えないからです(武者だまり除く)。
インペリアルセトラーズに至っては攻撃なしバリアントルールまで説明書に書いてあるので、幾らでもインタラクションを下げることができます。

世界の七不思議デュエルは適当にプレイしていても、それなりに点が稼げますし、相手の邪魔などもしやすいです。

インペリアルセトラーズは拡大再生産としては、初心者向けだと思いますが、カードの特殊能力などが複雑である程度ゲーム慣れしていないと計画的にプレイできないかもしれません。

”初心者向けなのは世界の七不思議デュエル”

【やり込み度】
4種類文明があるインペリアルセトラーズの方がやり込み甲斐はありそうです。
相手の選んだ文明により、多少プレイスタイルを変えた方が勝率は良さそうです。

世界の七不思議デュエルは対戦相手と山札に応じて臨機応変に対応する、といったタイプのゲームのような気がします。

”やり込み度はインペリアルセトラーズ。世界の七不思議デュエルは対戦相手の癖を見抜く楽しさがある”

【気楽にプレイ出来るのは?】
世界の七不思議デュエルです。
勝てば自分の実力、負けたら山札の並びのせいにしましょう。
インペリアルセトラーズはプレイすると、疲れます(褒め言葉)。

”気楽にプレイするには世界の七不思議デュエル”

【総合評価】
甲乙つけがたいです。

”ガッツリ遊びたい時はインペリアルセトラーズ”
”気楽に遊びたい時は世界の七不思議デュエル”

が良いのではないでしょうか。





 

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