とりあえず草原ルールもわからない嫁を勝たせておけば良い
ガンジスの藩王はカーリー(←シヴァじゃなかった笑)が箱絵になっているだけあって、神ゲーでしたね!!
そいじゃぁまた~♪
ガンジスの藩王はかなり不思議なゲームですね。
有識者の感想をググってみると
〇フラグを切った次のターンまでできないので、不完全燃焼
〇一気に緑に勝利点とお金を稼がれて、捲られたので、モヤった
などのネガティブな感想があります。
しかし、これらの感想は
ガンジスの藩王がどういうゲームか?
を理解していない。
これに尽きると思います。
ガンジスの藩王は
①名誉点とお金を交差させてから最大に広げたプレイヤーが勝者
という他に類を見ない勝利条件です。
そして
②名誉点とお金を交差させたら、残りプレイヤーがプレイして終わり
という他に類を見ない勝利条件です。
これはルールブックに書いてあります。
②はスピードレースの要素ですが、①の要素があるために名誉点とお金を稼ぐ「量」も必要になります。
つまり
②になる前に、最大限に名誉点とお金を稼げる状態にして、一気に①を達成してゲームを達成する。
という瞬間風速的な量を稼ぐ準備を求められるゲーム、といっても過言ではありません。
そして、いつゲームを終わらせるか、そして誰が終わらせることができるのか?を周到に組み立てる必要があります。これは勝利点を稼ぐゲームでは味わえない楽しさですね。
スプレンダー(宝石の煌めき)に無理やりあてはめるのであれば
15点とったらゲーム終了、でも勝利者は15点+余剰点
みたいな感じでしょうか?(雑駁)
というわけで、ガンジスの藩王はスピードレースにありがちなスピード重視だけではなく、ヨセをうまくプレイしないと勝てない、という見た目のちゃらんぽらんさとは裏腹に(山盛りダイスだし)独特なプレイ感といえます(そもそもダイスというランダム条件があるため、スピードは運次第といえますが‥)。
盤石な拡大再生産を目指すとお金がかかるので、スピードレースに負ける。
でもスピードばかり重視すると途中で息切れする。
かなり中途半端なプレイが必要ともいえます。
ということで、普通のワーカープレイスがしたい、普通の拡大再生産がしたい方には向かない作品といえます。
そういうゲームはウヴェ様でもサンクトペテルブルクでも、プレイするゲームはいくらでもあります。
しかし普通のワーカープレイス、拡大再生産、タイル並べ、ダイスプレイスに飽きた方には良いゲームといえます。
何が良いか?って
ヨセ以外の最善手があいまい
ってところが、アドバイスされにくそうですからね。
ダイスが絡んでいるところもありますから、外野という名の有識者が
次のアクションは◯◯です
↓
いえ、ダイス次第です
と立ち回ることができますからね。
Inka Brand
Huch & Friends
2018-05-01